世界のウイルスの猛威「Lenoir」

世界中に蔓延するウイルスの猛威は後を絶たない。
これまでに世界で流行したウイルスには、古いもの順に以下のようなものがある。

1.ペスト菌(1894年)
2.コレラ菌(1817年)
3.ハンセン病(1873年)
4.マラリア(1880年)
5.結核(1882年)
6.エイズ(1983年)
7.エボラ出血熱(1967年6月)
8.SARS(2003年2月)

ちょっとSFチックになるが、突然巻き起こる伝染病は、彗星など宇宙からまき散らされているとおう説もある。
それはさておき、人類は常に新型ウイルスの驚異に晒されては克服してきた。
時には神のいたずらとされ、時には悪魔の仕業とされ、疫病の流行とともに生贄もささげられた。

また、ウイルスは殺人兵器にも利用される事があり、テロが懸念されるアメリカなどでは対テロ対策に余談を許さない。
今、猛威をふるうエボラ出血熱だが、もしテロリストの手に渡ったならば、間違いなく使用されるであろう。
とはいえ、ウイルスにも多種多用なものがあり、例えば空気感染するのかどうか?普通に接触する程度で感染するのかどうか?など、万一身近で感染者が出た場合にどう対応するべきか、日頃から対策を考えておく事も重要だ。

上に掲げた伝染病は、ペスト菌は克服したと言って良いがその他は現在もその病気で苦しんでいる人々は大勢いる。
ハンセン病は顔面が変形する事でよく知られる病気だが、感染力はそれほど高くはない。
しかし、かつての政府はハンセン病患者を法律によって隔離し、強制労働に従事させるという信じがたい政策をとっていたのだ。
今ではその法律は完全撤廃されているが、当時強制労働を強いられたハンセン病患者たちは、今でも当時の政策を不服として、訴訟を起こしている。
伝染病は、時として差別を生み、場合によっては善意の第三者が二次感染する危険をともなう事もある。
そこが伝染病患者が身近で発生した場合の難しいところなのだ。
二次感染に至れば、感染が感染を呼び、凄まじい勢いで世界中に広がりを見せる危険も危惧されている。
一方、極端に警戒しすぎて差別が発生する事は言語道断だ。
第二のハンセン被害者を出してはならない。
そのような願いを込めて、当サイトでは伝染病に対する正しい知識と、正しく恐れる事を知って頂きたく開設したものである。